こんにちは、【家計・子育て・旅行・移住】ブロガーのくま(kumakumablog)です。
今回は、夫婦・子供シリーズの【出産】のお話です。ちなみにこのブログは、”世界一ビビりお父さんのブログ“を趣旨に、日々、汗水垂らして、数日かけて、全力で書き上げています!
ここだけの話、パイロットとして10年間働いてました。妻の罵倒にさらされながらも、2児のパパやってます。いや、やらさせて頂いてます(笑)
まずは、ご妊娠おめでとうございます!
知らない人が多いのですが、出産すると【お金とお休み】が、たくさんもらえるんですよ!ママだけじゃありません、パパも!もらえる人では、産前・産後で、約200万円と最長2年間のお休みもらえちゃいます(嬉)
なぜなら、厚生労働省が主体となって、ママ・パパを法律・公的制度で、ちゃんと守ってくれてるからです。でも、67%の人は、知らずに損してます。
本記事では、お子さんを授かったママ・パパに、出産したらもらえる【お金とお休み】について、僕たちの実体験を元に、おばあちゃんでもわかるようにご説明します!
この記事を読むだけで、お金の心配も、妊娠中の体の心配も、必ず軽減されます!余計な不安が消え、出産・育児に集中できること間違いなし!絶対に保証します!
もくじ
申請しないともらえない出産・育児支援制度
産前・産後の支援制度は、たくさんあり、複雑です。ですので、わかりやすいように、前半・後半に分けています!前半部分の産前にもらえる【お金とお休み】に関しては、別記事で紹介してますので、まずはそちらをどうぞ!2つとも読んだら、お金もお休みも楽々ゲットできちゃいます!

それでは、後半部分、産後の妊婦さん・旦那さんが、取得できる【お金とお休み】について、ご説明します。

産前・産後の全体図は、下の図の通りで、まずはイメージをつかんでください。前半の記事では、出産日までのお話でした。今回は、出産日の翌日からお子さんが満2才になるまでのお話です。

さて、今回は、どの位のお金とお休みがもらえるでしょうか?
あまり知られてないのですが、ほんの少しの申請だけて、車が買える金額と、長期留学できる位のお休みをゲットできちゃうんです!
出産・育児支援制度を、最大限活用するにあって、重要なポイントがあります。それは、5W1Hです。5W1Hを意識して、読めば、簡単にだれでもわかります。
- 何を取得できるか?
- だれが取得できるのか?
- いつ取得できるのか?
- なぜ取得できるのか?
- どこで取得できるのか?
- どうやって取得できるのか?
出産・育児支援制度は、常に5W1Hで考えること。
ちなみに、5W1Hとは?
- What 何を?
- Who だれが?
- When いつ?
- Why なぜ?
- Where どこで?
- How どのように?
産後にもらえる【お休み】パパ・ママ 2020年最新版

まず最初に、妊婦さんが、産後に取得できる【お休み】についてご説明します。産後に取得できる【お休み】は、産前に取得できる【お休み】と半分くらいは、同じです。後述しますが、一番の違いは、パパにも関係あるということです。お金のお話は、本記事の後半でいますね。
産後に、どんなお休みをもらえるの?
産後にもらえる【お休み】は、全部で10種類あります。実際に、あなたの勤務に、当てはめて考えていきます。おばあちゃんでも、わかりやすく説明します
- 仕事中に、有給取らなくても、検診行ってOK!
- 高い場所は危ないから、低い場所で働いて OK!
- 体がしんどいから、業務内容変えてOK!
- 残業、深夜勤務、休日出勤しなくてOK!
- 1日2回最低30分の休憩とってOK!
- 出産前後は、休んでOK!
- 1日6時間勤務でもOK!
- 有給以外に、1年間プラス5日休んでOK!
- 勤務時間以外は、働かなくてOK!
- 子育てするから、1年くらい休んでOK!
※⑨は、残業とは違い、就業規則で定められた勤務時間(例9時から5時)以外は、働かなくてもよいということ。
これらを厚生労働省が使ってる文言で、難しく言うと、
- 勤務時間中の健診時間の確保
- 妊産婦等の危険有害業務の就業制限
- 妊娠中又は出産後の症状等に対応する措置
- 時間外労働、休日労働、深夜業の制限
- 育児時間の取得
- 産前・産後休業の取得
- 短時間勤務制度
- 子の看護休暇
- 所定外労働の制限
- 育児休業制度の取得
僕もわかりません(汗)これだけ見たら(涙)
産後に、誰がお休みをもらえるの?

【お休み】の種類によって、パパも取れるものがあります。言うまでもなく、ママは全ての【お休み】が、もらえます。
お休みの種類 | ママ | パパ |
勤務時間中の健診時間の確保 | ○ | × |
妊産婦等の危険有害業務の就業制限 | ○ | × |
妊娠中又は出産後の症状等に対応する措置 | ○ | × |
時間外労働、休日労働、深夜業の制限 | ○ | ○ |
育児時間の取得 | ○ | × |
産前・産後休業の取得 | ○ | × |
短時間勤務制度 | ○ | ○ |
子の看護休暇 | ○ | ○ |
所定外労働の制限 | ○ | ○ |
育児休業制度の取得 | ○ | ○ |
産前で経験したママは、産後の仕組みも、ある程度わかっていると思います。しかし、ここで重要なのは、パパ!産後は、パパも育児休業制度が使えるんです!最長2年!しかも、おお金をもらいながら!お金ももらえて、我が子とたくさん時間が過ごせるんだから、取らない手はないでしょう。
産後に、いつお休みをもらえるの?
産後にもらえる【お休み】も、基本、出産してからすぐにもらえます。取得期限に関しては、ママもパパも同じです。
もらえる期間 | |
勤務時間中の健診時間の確保 | 子どもが満1才まで |
妊産婦等の危険有害業務の就業制限 | 子どもが満1才まで |
妊娠中又は出産後の症状等に対応する措置 | 子どもが満1才まで |
時間外労働、休日労働、深夜業の制限 | 子どもが満1才まで |
育児時間の取得 | 子どもが満1才まで |
産前・産後休業の取得 | 産後8週間まで |
短時間勤務制度 | 子どもが満3才まで |
子の看護休暇 | 子どもが小学校入学まで |
所定外労働の制限 | 子どもが小学校入学まで |
育児休業制度の取得 | 子供が満2才まで ※条件あり |
産後に、なぜお休みをもらえるの?

正直言って、この章は飛ばしてください(涙)「お休みをもらえる権利がある」ってことだけ知っておけば、根拠なんて知らなくてもOK。でも、マニア向けに、根拠も一覧で載せておきます。
関連する法律 | |
勤務時間中の健診時間の確保 | 男女雇用機会均等法第12条 |
妊産婦等の危険有害業務の就業制限 | 労働基準法第64条の |
妊娠中又は出産後の症状等に対応する措置 | 男女雇用機会均等法第13条 |
時間外労働、休日労働、深夜業の制限 | 労働基準法第66条関係 |
育児時間の取得 | 労働基準法第67条 |
産前・産後休業の取得 | 労働基準法第65条 |
短時間勤務制度 | 育児・介護休業法第23条 |
子の看護休暇 | 育児・介護休業法第16条の2、3 |
所定外労働の制限 | 育児・介護休業法第16条の8 |
育児休業制度の取得 | 育児・介護休業法第5 |
産後に、どこでどうやって、お休みをもらえるの?
申請場所・方法は、勤めている企業に、申請書類を提出するだけ。従業員の権利として、企業はこれらの制度を、許可しなければなりません。
産前にもらえる【お金】パパ・ママ

次は、産後にもらえる【お金】のお話です。生まれくる子供のためにも、もらえるものは、とことんもらっておきたいですよね?【お金】も【お休み】と同じで、申請してないともらえないので、注意してくださいね!
産後に、どんなお金をもらえるの?
出産して、心身ボロボロな状態なのに、さらにお金の心配までしたくないですよね。大丈夫です、安心してください!休んでても、ちゃんとお金はもらえますので!産後にもらえる【お金】は、全部で4つあります。
- 出産手当金
- 育児休業給付金
- 健康保険料・厚生年金保険料・国民健康保険料の免除
- 児童手当
①出産手当金
出産手当金は、産後休暇を取得した時にもらえる【お金】です。会社を休んでも、若干少ないですが、給与の代わりに支給されます。
出産手当金の1ヶ月当たりの金額は、簡単に言うと、
「毎月の額面給与から、約30%引かれたものが、毎月の出産手当金」
難しい計算式は、
支給開始日の以前12カ月間の各標準報酬月額を平均した額 ×(2/3)
例)毎月の額面給与が、30万円の場合
- 30万 × 2/3 = 20万
【答え】 1ヶ月あたり、20万円もらえる
出産手当金・育児休業給付金について、自動的に計算してくれるサイトもあります。
②育児休業給付金
育児休業給付金とは、育児休業を取得した時にもらえる【お金】です。会社を休んでも、若干少ないですが、給与の代わりに支給され、育児休業取得期間によって、変動があります。
育児給付金の1ヶ月当たりの金額は、簡単に言うと、
最初の180日 「毎月の額面給与から、約30%引かれたもの」
取得から181日以降 「毎月の額面給与から、半分引かれたもの」
難しく言うと、
育児休業開始から180日 [休業開始時賃金日額×支給日数(通常は30日)]×67%
育児休業開始から181日目以降[休業開始時賃金日額×支給日数(通常は30日)]×50%
はい、僕も全然わかりませんでしたから!
例)毎月の額面給与が、30万円の場合
【育児休業開始から180日】 30万 × 2/3 = 20万
【育児休業開始から181日】 30万 × 半分 = 15万
育児休暇は、最長2年なので、
120万(最初の180日分)+ 247万円(181日以降)
=合計367万円 もらえます。
出産手当金・育児休業給付金について、自動的に計算してくれるサイトもあります。
③健康保険料・厚生年金保険料・国民健康保険料の免除
健康保険料・厚生年金保険料 ・国民健康保険料とは、毎月、あなたの給与明細から、勝手に引かれている”社会保険料”です。パッとしない人は、「給与明細から引かれてるなんか」で、大丈夫です。
例えば、毎月の給与が、30万円の人の場合、健康保険料・厚生年金保険料 ・国民健康保険料は、4万3,000円/月になります。
これが、産後休暇の8週間分及び育児休暇2年分(最長)となると、支給になりなりますので、産後だけ考えると、 約105万円の免除になります。
④児童手当
結論から言うと、自動手当は子どもが中学卒業までにもらえる金額は、子ども1人あたり、約200万円もらえます。
【もらえる期間】中学校卒業まで(15歳の誕生日後の最初の3月31日まで)
【もらえる金額】
子どもの年齢 | もらえる金額 |
1才・2才 | 1律15,000円 |
3才以上小学生6年生まで | 10,000円(第3子15,000円) |
中学生 | 10,000円 |
パパ・ママの所得額によって、金額の変動あり。
この記事を執筆中に、気づいたのですが、早生まれの子どもは、金銭的に損をします。なぜなら、児童手当のもらえる期間が中学卒業と決まっているので、4月生まれの子と3月生まれの子では、3月生まれの方が11万円損します。余談ですが、早生まれは扶養控除の面でも損します(涙)
参考:内閣府 児童手当
産後に、誰がお金をもらえるの?

産前・産後休暇、いわゆる産休を取れれないパパは、出産手当金をもらうことは、できませんが、それ以外の【お金】は、もらうことが可能です。
ママ | パパ | |
出産手当金 | ○ | × |
育児休業給付金 | ○ | ○ |
健康保険料・厚生年金保険料・国民健康保険料の免除 | ○ | ○ |
児童手当 | ○※1 | ○※1 |
子どもの医療費無料 | ○※2 | ○※2 |
※1 子ども1人につき、1家庭に支給
※2 親でなく、子どもの医療費が無料
産後に、いつお金をもらえるの?
【お金】がもらえる期日については、ハッキリとは決まっていません。振り込まれる期日が、おおよそ以下の表の通りになります。
出産手当金 | 出産日から3ヶ月程度 |
育児休業給付金 | 申請から3ヶ月程度 |
健康保険料・厚生年金保険料・国民健康保険料の免除 | 免除のみ |
児童手当 | 2月・6月・10月 |
子どもの医療費無料 | 受診から2ヶ月程度 |
産後に、なぜお金をもらえるの?

正直言って、この章は飛ばしてください(涙)「お金をもらえる権利がある」ってことだけ知っておけば、根拠なんて知らなくてもOK。でも、マニア向けに、根拠も一覧で載せておきます。
出産手当金(現金) | 健康保険 |
育児休業給付金(現金) | 健康保険 |
健康保険料・厚生年金保険料・国民健康保険料の免除 | 健康保険 |
児童手当 | 国と市町村 |
子どもの医療費無料 | 市町村 |
産後に、どこでどうやって、お金をもらえるの?
結論から言うと、書類を会社と役所に提出するだけ。でも、この書類提出が、意外と面倒なんですよね。
出産手当金(現金) | 勤務先に申請書を提出 |
育児休業給付金(現金) | 勤務先に申請書を提出 |
健康保険料・厚生年金保険料・国民健康保険料の免除 | 勤務先に申請書を提出 |
児童手当 | 住民票のある市区町村 |
子どもの医療費無料 | 住民票のある市区町村 |
まとめ

本記事では、産後にもらえる【お休み】と【お金】について、基礎中の基礎をご説明しました。お子さんの健康に異常があった時や、出産後入院しなくちゃいけないなどの、イレギュラーがあった時には、それぞれに特例があります。何普通じゃないことがあったら、必ず調べることをおすすめします。もちろん、わからないことがあれば、僕に相談していただいても、大丈夫です!
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おわり。