こんにちは、くまです。
投資歴は、15年になります。
世間では、投資投資と騒がれていて、株式投資をしようとしたけど、難しい文言ばかりで、わかりませんよね?企業価値の指標って、言われてもわからないですよね?僕は、知りませんでした(涙)
実は、投資において、企業価値の指標を分析しないと、成功しません。実際、僕は分析せずに大損しました。簡単に言うと、企業も体力も知らないのに、小手先の技だけ磨いても、勝てないということです。
この記事では、株式投資に必須な企業価値の指標について、アホでもわかるように説明します!全部で、3部構成となっており、本記事は第1部「株価の割安感を示す指標」となっています。
記事を読み終えたら、「企業価値の用語」がわかってきて、勝率が上がります。
株価の割安感を示す指標とは?【企業価値の指標】
本記事で、ご紹介する分析は、企業価値の指標分析の中の、第1部「株価の割安感を示す指標」を説明します。

たくさんの指標があり、ぶっちゃけ何が重要なのかわかりませんよね(汗)
本記事では、まず以下の4つに絞って、ご説明します。
- PBR
- PER
- PCFR
- 理論株価

PBR
PBRの【定義】
株価純資産倍率/Price Book-value Ratio
※Book = 帳簿の意味
株価が【割安なのか割高なのか】を判断することができる指標のひとつ
PBRの【計算式】
PBR(株価純資産倍率) = 株価 ÷ 1株あたりの純資産(BPS)
= 株価 ÷ (自己資本 ÷ 発行済みの株式数)
例)株価300円、BPS150円の場合
300円(株価 ÷ 150円(BPS) = 2倍(PBR)
例)株価が300円、BPSが600円
300円(株価)÷600円(BPS)=0.5倍(PBR)
PBRの【評価基準】
1倍以下なら割安、1倍以上なら1倍に近い程割安
- 低ければ低いほど、株価が割安である
- PBR1倍割れの銘柄を1円を1円以下で買える
PER
PERの【定義】
- 株価収益率/Price Earnings Ratio
- 会社の利益と株価の関係
- 答えの倍率は、何年かけてその株価を回収するかという意味
- 今の株価が“1株当たりの純利益”の何倍なのか
株価が【割安なのか割高なのか】を判断することができる指標のひとつ
PERの【計算式】
株価収益率 = 株価 ÷ 1株あたりの利益(EPS)
(株価収益率 = 時価総額 ÷ 純利益)
( )のように定義されることもあるが、以下の式になる為一緒。
時価総額 = 発行株式数 × 株価
純利益 = 発行済株式数 × EPS
EPS (1株あたりの利益) = 1年間の純利益 ÷ 発行済株式数
PERの【評価】
- PERが低いほど、会社の利益に対して株価が割安
- 過去PERや予想PERを比較
- 平均PERや同業他社のPERと比較
15倍以下なら、割安。しかし、予想、過去や他社と比較する必要あり。
PCFR
PCFRの【定義】
- 株価キャッシュフロー倍率/Price to Cash flow ratio
- PERを補完する指標
- 株価が1株当たりのキャッシュフローの何倍に当たるかを見る指標
株価が【割安なのか割高なのか】を判断することができる指標のひとつ
PCFRの【計算式】
PCFR = 株価 ÷ 1株あたりのキャッシュフロー(CFPS)
※1株あたりのキャッシュフロー(CFPS)= 営業キャッシュフロー ÷ 発行済株式数
営業キャッシュフロー = 税引前当期純利益+減価償却費+運転資本ー法人税
PCFRの【評価基準】
- 明確な数値基準なし
- PERと併せて使う
- PCFRは低いほど割安
- 同業者他者、過去比較から判断
- 約5〜15倍が目安 ※設備投資の大きい電力会社や自動車は、注意
- PERと違って、設備投資(今後成長する可能性)している企業がわかる
- PCFRの平均値はPERの平均値よりも低くなると予想できます
- 高PERでも設備投資に積極的な企業は低PCFRとなる
標準:9倍程度
割安:7倍程度
最低:6倍程度
最高:12倍程度
理論株価
理論株価の【定義】
株価に対し利益性や、人気などを加味して理論的に株価を推測したもの
雑誌や四季報、サイトが独自の基準で、理想的な株価を推測するもの
例)
- ダイヤモンド・ザイ
- 東洋経済
- みんかぶ
- 理論株価Web
- GMOクリック証券
理論株価の【計算式】
雑誌、四季報やサイトが独自の計算方法があり、一概に比較はできない。
理論株価の【評価基準】
判断基準を明確するのは、難しいのが現状
なぜなら、判断基準は、サイトごとに違い、公表されてない場合もあるから。
単純に数値だけを信じて投資すると、失敗し勝ち
重要なのは理論株価の数値よりも、どうやって求めたが重要
様々な計算根拠があるので、判断基準を明確にするのは難しい
まとめ
おさらいになりますが、本記事でご紹介したのは、以下になります。
- PBR
- PER
- PCFR
- 理論株価
これらの指標分析は、ファンダメンタルズ分析の5分の1程度にあたります。
株式投資にはテクニカル分析も必要ですが、地に足をついたファンダメンタル分析は、さらに重要になります。残りの5分4にあたるファンダメンタルズ分析は、他の記事でご紹介しますので、ぜひぜひチェックしてみてください。
一緒に株式投資を楽しみにましょう!!
おわり。